【トーンカーブ(V)】を使って茶色にしていきます。
まずは【線画抽出】の画像です。

トーンカーブの左側の丸を、赤は半分まで、緑は1/4まで上にあげました。
これは新規レイヤーを塗り潰してグループ化したときと同じ状態になります。

そのままだと薄いなーと思えば、「不透明度」を左上に。
綺麗な弓なりにすると均一に濃くなるので、左下側はあまり動かさないようにしました。
次は、グレースケール化した画像で試してみます。

先ほどと同じように、左側の丸を赤は半分、緑は1/4まで上げました。
同じ色になりました。
しかし、次に弄るのは「RGB」です。

グレースケールの場合、全面に黒-グレー-白の色がついてるから、「RGB」の全体の色で補正となります。
普段個人で使うだけなら覚える必要はありません。
どっちか弄ればどっちかが動きますから。
グレースケールなら、こんな形でもできます。

左側は動かさず、真ん中をぐっと左上にひっぱります。
このやり方は中間の色を変更させるものなので、「線画抽出」ではできません。
「線画抽出」だと黒の1色しかないから。
黒から色を変えるには、左端を動かすしかありません。
因みに、白から色を変える場合は右端の丸を動かします。

青の真ん中辺りを右下に向かって、ちょっとだけ動かしました。
緑も左上にすこーーーーーーしだけ動かしてますけど。
緑は黄色が強くなってしまうのですよ。青を下げるほうが赤みを残せるのでこんな感じに。
白を白として残るようにしてますが、青の右側の丸を下げると全体を黄色っぽくすることも可能です。
左側の丸を動かさなければ、暗い色の部分が残るこの方法。
新規レイヤーを塗り潰してオーバーレイにしたときと同じ色合いですね。
このように、トーンカーブを使ってレイヤーモードを使ったときと同じような効果を作ることが可能です。
RGBがわかれば、トーンカーブを弄るコツもわかってきます。
わかってくると便利です。
■雑談
説明ページを作ることにした切っ掛けは、ツイッターでのオーバーレイを使ったセピア化で「トーンカーブもできますよね」とやりとりしたことですが、セピア加工の模索の切っ掛けは
写真をセピアに
このサイトを見て、セピア加工してくれと言われたことでした。
この方法、自分はフォトショップがあるからいいけど、持ってない人もいるのに言われたんですよね・・・。
仕方ないので、猫ペイントとSAIでも楽にこれと同じ色相ができないかと模索したらオーバーレイだったのです。
私はいつもトーンカーブを使っていたのですが、改めてレイヤーモードがどんな動きをしてるのか考える切っ掛けになりました。
トーンカーブって慣れるまではどこを弄ったらよいかわからない部分だと思いますが、なんとなくでも基本の補正ポイントが伝わればなーと思います。