
こんな風に肌襦袢状態から色を付けて着物にします。
普通のドット絵はちまちま描くだけで通常のイラストと変わらないので加工メイキングにしてみました。
・・・って誤解されそうですね。
ドット絵は細かい作業で通常のイラストとは違う苦労があります。
ありますが、センスの問題なので機能説明が目的だと加工を題材にしたほうがよいと思った次第です。
前置き終了
取り敢えず画面はこんな感じ。

普段はモニタサイズの都合で新規ビューを使って確認・・・なんてできないのですが、ドット絵は原寸確認しながらの作業じゃないと困るので使ってます。
このビューのお陰で拡大・縮小を繰り返す必要がなくて助かります。
新規ビュー
メニューバーの 【ビュー】→【新規ビュー】をクリックします

↓

新規ビューは現在使用しているファイルと同じデータが開かれます。
二つは連動していて、片方に何か描けばもう片方にも描画されます。
他設定


表示のアンチエイリアスを切ります。
自動・矩形選択ツール、投げ縄ツールのアンチエイリアスも切ります。
自動選択ツールの色の範囲、拡張は0に。隣接もなしで。
ドット絵用の設定はこんなものでしょうかね。
作業に入りますが、最後に透過PNGで書き出したいので、先にフォルダを作って入れちゃいます。

上のレイヤーは先に試してたものです。
今は関係ないので加工したい画像だけフォルダに。

自動選択ツールを使って、白い着物部分を選びます。
「隣接」を切ってあるので、一箇所クリックすれば同じ色の場所が全て選択されます。
影色も含めると5色使ってるので5回クリックでこんな状態に。
選択し終わったら、新規レイヤーを作ってそこに塗り潰しします。
元の絵が白い着物だったので、レイヤーモードは乗算にしました。
襟部分の白は、塗り潰したあとに消しゴムで消したから。
自動選択では着物全体が選択されるので、手作業で消してます。


色がちょっと濃いなぁと思ったので、「透明保護」にチェックしてさっきよりも薄い色を選んで塗り潰し。
メニューバーの 【編集】→【塗りつぶし】です。
メニューバーからだと面倒なので、ショートカットを使ってます。
気に入るまで少しずつ色を変えて試しました。

着物らしくするため、グラデーションを入れることに。
ドット絵でグラデはあまり使わないものですが・・・・。
面倒だったんです。
限られた色でグラデーションを表現するドッターさんはほんとにすごいです。
※ 加工完成したあとから試しにドットでグラデーションやってみました

ブラシでのグラデは1色ですが、ドットではその上に乗算で1色足してます。
ドットでグラデやるならこんな感じですかね?
「その1」はここまで。「その2」に続きます。
ドット絵ですが、
First Seed Material ( 管理者 : FSM STAFF )
こちらの素材を加工して使わせていただいています。